1995年7月に東京都八王子市の「スーパーナンペイ大和田店」の事務所で女性従業員3人が射殺された事件は30日、未解決のまま発生から27年を迎えた。警視庁捜査1課は現場の遺留物などから容疑者をたどる捜査を続けるとともに、事件を伝える動画も新たに作り、風化を防ごうとしている。
捜査関係者によると、現場の事務所のシンク脇にあった灰皿には11本の吸い殻が残され、同課は誰が吸ったのか、1本ずつ特定を進めてきた。訪問者がわかれば、新たな目撃情報などが得られる可能性があるからだ。11本は同じ銘柄のため同一人物の吸い殻とみられ、DNA型鑑定などで、吸ったとみられる人物が数年前から浮上している。
一方、未解明な点はなお多い。スーパーの外の通路に落ちていた2本のたばこは誰のものかわからず、事件直前に付近で事務所の方を見ていた不審者や、事件前後に目撃された白色の不審車両も謎のままだ。
警視庁に寄せられる情報は減…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル